マイクロメートルの世界

1マイクロメートル(μm)って何メートル?

長さの標準単位は”メートルm“です。
これは実感できます。

mの1000分の1が”ミリメートルmm“です。
これもお札10枚重ねることで実感できます。
1万円あれば、1000円札に崩して10枚にすると実現できます。
そんなに金持ってない?
じゃ、0.5mmのシャープペンシルの芯を2本、隣り合わせに密着させたときの幅で実感して下さい。

そのmmの更に1000分の1が”マイクロメートルμm“になります。
簡単に言うと、1mの百万分の1が1μm(マイクロメートル)です。
1mmの10分の1くらいならノギスで測れます。
1mmの100分の1くらいはマイクロメーターで測れます。
1mmの1000分の1は、どうしましょう。
実感としては難しいですが、こんなのはどうでしょうか。

・長さ1kmの曲がらない棒があって、こっちの端を固定します。
・向こうの端(1km先)を1mmだけ動かします。
・その時、こちらの端から1mの所が動いた量が1μmです。うーん。

ところでμm(マイクロメートル)の更に1000分の1が”ナノメートルnm“です。
普通はこの辺りまででよいでしょう。
更にnmの1000分の1が”ピコメートルpm“となります。
まだ続くけどこの辺にしておきましょう。

なお、可視光線の波長は400~700nm(=0.4~0.7μm)です。
で、赤色レーザーの波長は概ね630nm~700nmだから1μm(マイクロメートル)の2/3は既に赤い光の波長!
凄く小さい!

 

他の単位

昔ミクロンとかオングストロームとかの単位がありました。
現在の単位に当てはめてみると、
1ミクロン=1マイクロメートル=1μm
1オングストローム=1Å=0.1nm=0.1ナノメートル=100pm=100ピコメートル
になります。
つまり昔は可視光線の波長は4000~7000だったわけ。

大きい方ではおなじみのキロ・メガ・ギガ・テラと行きますが、

1000m=1km
1000km=1Mm
1000Mm=1Gm
1000Gm=1Tm

となるわけないですね、長さでは。

1000m=1kmは普通です。
ここからあとは1000km、1000000km、・・・
って増えます。
これより長い単位はないのかって事になると、m法からははみ出します。

1mile=約1600m
1海里=約1850m
1天文単位=約1億5000万km
1光年=約9兆4600億km
1パーセク=約3.26光年

あとは東京タワー5本分とか、東京ドーム30杯分とか・・・

蛇足ですが、コンピュータ関連では前記の単位(それ以上も)を全部使用します。
メモリーサイズなど:テラ、ギガ、メガ、キロ、
コマンド実行スピードなど:メガ、ギガ、テラ、ペタ(Peta)、エクサ(Exa)、
コマンド実行時間など:1MIPSの場合の平均コマンド実行時間が1マイクロ秒(μs)なので
1000MIPS=1BIPSで1ナノ秒(ns)、1000BIPS=1TIPSで1ピコ秒(ps)

 

はみ出しついでに

イギリス発祥の(またはそれに準ずる)スポーツは、当然のことですが全てヤード・フィートでエリア
サイズ等が決められていました。サッカー、ラグビー、テニス、ゴルフ、クリケット、その他。
歴史的には大英帝国が全世界に版図を持っていた時期に、これらのスポーツもその支配地域をメインに
広がり、ヤード・フィートのピッチサイズも同様に伝承されたわけですが、面白いことに実質アメリカ
発祥のスポーツであるアメリカンフットボール、野球、バレーボール、バスケットボール等も全てヤー
ド・フィートの単位による規格がベースになっています。

ということでスポーツの世界では、未だにヤード・フィートがメインになってるんですね。
最近はメートル法に合わせるためにサイズ表記をメートルにしている場合も増えていますが、結構中途
半端で笑えるものがあります。

 

サッカー:
混在。フリーキックの際の9.15m(10ヤード)に代表されるように、ヤード・フィート・ポンド(ボー
ルの重さ)をそのままメートルに直しただけ。ただし、新規に付加されたルール内では全てm(cm)。
例:ラインの幅は12cm以内とする、など。

ラグビー:
ヤード・フィートを、近いメートルに移して使用。25ヤードラインを22メートルラインと変更など。
5ヤードは5mだけど。

ゴルフ:
コースサイズ、飛距離など全て基本はヤード・フィート。メートルは()内で付け足し。

テニス:
サッカーと同じくヤード・フィートのサイズをそのままメートル換算しただけで使用する。
用具に関してもラケットの面サイズが平方インチだったり、ラケット長がインチだったり。

バレーボール、バスケットボール:
元のサイズはヤード・フィートであるが、エリアサイズ等は全てメートルに置き換えてある。
ただ、ネット(バレーボール)やゴール(バスケットボール)の高さなどはヤード・フィートまたはメー
トル換算の数値が使用されている。

アメリカンフットボール:
ヤード・フィート。ファーストダウンが10ヤードというところからして、変えようがないのかも。

ベースボール:
ヤード・フィートをメートルに換算したサイズのエリアでプレーする。ピッチャーの球速などもメイ
ンはMile/h(時速マイル)。

こうなってる理由は色々考えられます。

1.メートル法にして以前とプレーエリアサイズが変わってしまうとデータの比較が出来なくなる。
2.脳みそ筋肉君達には理解できない。
3.メートル法はフランス発祥なので、イギリス系は拒否反応がある。
4.やりかけてあまりにややこしいのでみんな途中でやめる
5.人間の体がプレーする訳なので、人工的に決められたメートルより、手足の長さ等が基準になって
るヤード・フィートの方がプレーしやすい。(じゃあ尺や間はどうなんだって意見が出ると思うが、
実はこれが凄い。3尺≒1ヤードなので、ほぼそのまま適用可能!)

さあ、どれでしょう?

 

話は戻って
1μm(マイクロメートル)の厚さの紙があったとして、100万枚重ねると1mになります。
1万円札を同じ枚数積み上げると、100mになります。これ100億円ですね。これなら実感できますか?
これ、東日本大震災の際に某実業家が寄付した金額です。

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