騒音振動計測定の演算値

 

こんにちわ~

今回は、騒音計や計測システム使用して測定を行う場合の測定方法や計算方法を簡単に説明します。

前回のブログで、標準の警報値は

騒音  85デシベル
振動  75デシベル

で設定し出荷していることを書きましたが、どういった測定値と比較するかと言いますと、
レックスのお客様の多くは、時間率レベルという計算を使用し、騒音はL5、振動はL10という値と比較されます。

騒音や振動の測定では、このほかにも目的や対象に応じて、色々な方法で測定・計算された値を使います。

騒音や振動の測定は、対象とするもの、測定の目的や騒音(振動)の状況などで、測定方法や、使用する値(演算値といいます)が違います。

 

まず、騒音の変動状況での分類として、JISでは次のように分けられています。

定常騒音
騒音の指示値が変動せず、または変動が少ない場合は、その指示値とする。
間欠騒音
騒音計の指示値が周期的又は間欠的に変動し、その指示値の最大値がおおむね一定の場合は、その変動ごとの指示値の最大値の平均とす る。
変動騒音
騒音計の指示値が不規則かつ大幅に変動する場合は、測定値の90パーセントレンジの上端の数値とする。
間欠変動騒音
騒音計の指示値が周期的又は間欠的に変動し、その指示値の最大値が一定でない場合は、その変動ごとの指示値の最大値の90パーセントレンジの上端の数値とする。

※振動についても、定常振動、間欠振動、変動振動という分類があります(変動振動の場合は測定値の80%レンジの上端の数値)。

最初に書いたように、お客様には、変動騒音(変動振動)として評価してもらうことが多いのですが、
主な理由としては、
自動で測定する場合、騒音や振動の状態(定常なのか、変動なのか、間欠なのか)を判断するのが難しい。
工事現場など作業中の環境では、さまざまな重機がさまざまなタイミングで動作するので、常に変動している。
などがあげられます。

 

次に、測定する演算値の種類として、次のような方法があります。

瞬時値
そのときの瞬時値(指示値)や、一定時間内の最大値、最小値などが瞬時値にあたります。
通常の評価では余り使用しません。
時間率レベル
測定時間内の騒音が、一定レベルを超えている割合(%)を求めた演算値。
L5(90%レンジの上端値)やL10(80%レンジの上端値)など。
弊社のお客様では、最もよく使われます。(演算の説明は次回)
等価騒音レベル
騒音の値dBを音圧に変換して平均をしたもの、パワー平均とも言います。
環境基準では、この等価騒音レベルを使用します。
単発騒音暴露レベル
航空機騒音、鉄道騒音など単発に発生する騒音を評価するときに使用します。
特定の用途で使用します。
単発騒音暴露レベルの簡単な説明はこちら
などがあります。

 

これらから、変動騒音・振動として評価する場合、
時間率レベルで測定。
騒音が測定値の90%レンジの上端値(L5)で評価。
振動が測定値の80%レンジ上端値(L10)で評価。

ということが一般的な測定になります。

また、他の時間率演算値(L95,L90,L50,LMax,LMinなど)と組み合わせて評価することで、
おおよそどれくらいの幅で騒音・振動が発生しているのか、どの程度変動しているのかを判断することが出来ます。

一つ書き忘れていましたが、今書いているのは、人に対しての騒音振動についてです。
騒音では、建物の遮音性能の評価であったり、振動では、構造物に対する評価の場合には、全く違う測り方をしたり、単位がdBではなかったりしますので、ご注意ください。
 

次回は、最もよく使用される演算方法である時間率レベルの計算方法について書きます。
例によって、次回は未定です。

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雑記|2011/08/24|Comments (0)

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