Leica製の光波測距儀が負けたGPS機能

新しくハカレンジャーに混ざった古いガッチャガッチャマンです。

PCはものによると数ヶ月で旧型になってしまいますが、測量機などは
比較的長寿命のものが結構多くあります。
中には10年以上も現役で使用されるものもありますが、最終的にはいろ
いろな理由で新しい機材に置き換えられてしまいます。
そのような”昔がんばった機材”を紹介してみましょう。

まず第1回目はDI3000Sです。

DI3000SはLeica製の光波測距儀です。平たくいうとこっちから光を出し
て、向こうにある反射プリズムから跳ね返ってくるのを観測して、向こう
までの距離を測る、そういう機械です。
すごいのはその測る距離です。視界が良好であれば、13km向こうの
1個の反射プリズムまでの距離が測れます。
簡単に13kmって書きましたが、普通の光波測距儀と呼ばれている機械
では通常1km、高性能のものでも5~6km位までということになって
いるので、如何にこのDI3000Sが図抜けた性能を持っているかがおわかり
いただけると思います。
ちなみにメーカー推奨の11素子プリズム(11個の反射プリズムが束
になったもの)を使うと、なんと19km先まで測れるそうです。

ところでこの高性能のDI3000Sですが、最近はとんとお呼びがかかりま
せん。何故でしょう。測距の精度が悪いわけでもありませんよ、カタログ
上のスペックでは測距時の標準偏差が3mm±1ppmですから、1km
先を測っても4mm、10km先でも13mmというかなりのものです。

答えはGPSです。
GPSで測量を行うときにはお互いが見えていなくても問題ありませんが、
距離計を使う場合は相手側(プリズム)が見えていないと当然測ることが
出来ません。GPSは天気が悪くても測れますが距離計はそうはいきませ
ん。
これらの条件が重なって、ついにGPSに置き換わってしまいました。

GPSにはないメリットとして”向こう側(プリズム)に電源が必要で
はないこと”が挙げられるので、遠くに固定されたプリズムを時々計測す
る、というような用途ではまだまだ使えると思いますが。
どなたか何かいい利用方法を思いついたら教えてください。

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